書籍の紹介と使い方(21):Dictionary of Idioms

基本情報

タイトル:Dictionary of Idioms
版元:Scholastic Reference
価格(Amazon.co.jp):¥748 ※洋書は価格変動が激しいのでご注意ください
オススメ度:★★★☆☆




収録内容

・700を超えるイディオム
・「Clothing Idioms」「Food Idioms」「Color Idioms」「Animal Idioms」「Body Part Idioms」「Action-Verb Idioms」

基本的な使い方

タイトルには「Dictionary」とありますしそれは間違いないので、何か不思議なイディオムに出会った時にこの本を使って調べてみるということでもいいのですが、それよりもむしろ「暇だけどなんだか集中して英語を勉強する気には慣れない」なんていう時や寝る前なんかに読んだらいいかと思います(「ことわざ辞典」という言葉がしっくりとくるかもしれません)。
(日本人の会話で慣用句ばかりを使っている人がいないように)この本に載っている全てのイディオムが日常会話で頻繁に使われているわけではありませんが、「チラっと見たことがある」という程度でも実際の会話に登場した時に意外と思い出したりもしますし、機会があれば積極的に(冗談まじりに)使ってみるのも面白いと思います。

特に「Dictionary of Idioms」に関すること

文字が所謂「普通の辞書」のように小さすぎるわけではなく非常に見やすいです。この辞書の面白いところは、各イディオムについての意味だけではなくその成り立ちをきちんと解説してくれているところにあると思います。

独特な慣用句を知らないからといって会話が成立しなくなるわけではないですし、TOEICにおいては「出てきたらラッキー」くらいのものですのでオススメ度は★3つにしておきましたが、主観のみでいうなら★4つはかたいと思いますし、未だにたまに寝る前なんかに読んだりしています。

とはいっても「All ear」「back to square one」「bottom line」「break a leg」「cold shoulder」「cutting edge」「down-to-earth」「drive you crazy」「hang in there」「in hot water」「make ends meet」「on the ball」「out of blue」「tighten your belt」「top banana」などという割と目にしたり耳にしたりするイディオムももちろん掲載されていますので、実用的でないわけではありません

さらに、掲載されているイディオムが会話や英文などに頻出するものでなかったとしても、登場した時には寧ろ「話の核」や「キーフレーズ」となることが多いですので、知っていて損はありません。

なにより読んでいて楽しいです。この本の良さはそこに尽きます。あと値段が安いところもいいですね。



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